
2008.08.22(Fri)
アラスカでキナイフィヨルドクルーズへ行ってきました。
いつもの客船を降りての、6時間の小さなクルーズ船でのツアーです。
野生のラッコ、シャチ、クジラ、アザラシと出会いながら、
船はキナイフィヨルドの奥へと航海していきます。


そしてたどり着いた先には見渡す限りの氷河です。

写真で見ると穏やかな氷河なのですが、
氷河にヒビが入り、海面へ崩れる瞬間。。。。

鼓膜をつんざく乾いた稲妻のような音が
あたり一面に響き渡りました。
このダイナマイトのような音は、
カタログやDVDでは味わえないものです。
しかし、実はもっと印象深いことがありました。
このフィヨルドクルーズのクルー。
何とずっと半袖のTシャツ一枚だったのです。
防寒具を着込んで重装備の私と、
ポロシャツ一枚のクルー。
この差は一体何なのでしょうか?
冬はマイナス30度まで下がるアラスカで、
彼らはこの夏を満喫しているのでしょう。
初期設定の問題です。
いつも寒い場所にいると、少しでも暖かいととても暖かく感じる。
逆に、いつも暖かい場所にいると、少しでも寒いととても寒く感じる。
実は、ビジネスにもあてはまることです。
いつも緩いペースで動いていると、
それしかできなくなってしまうことがあります。
もちろん、だからと言って
冬に半袖を着ろと言っているわけではありません(^_^;)
2008.08.16(Sat)
「カナダと言えば、メープルシロップかな」。
次の寄港地であるカナダを目前にしてそんな会話をしていました。
確かにフランスといえばワイン、日本で言えば寿司。
どこの国にも特産品と呼ばれるものがあります。
そこで考えました。
自分にとっての特産品とは何だろうか、と。
船内生活も3ヶ月目、
深い話の出来る仲間と言える人も増えてきました。
「カナダと言えばメープルシロップ、
「桑原正守と言えば何だと思う?」
こんなことを聞くと色々な答えが返ってきました。
なるほどと思えるものもあれば、
「え?」と驚くようなものもありました。
自分の思いこんでいた特産品と
周りから見た特産品には様々なギャップがありました。
特産品とはいわゆる「ブランド」です。
ブランド構築に成功すれば、自分という存在を認知してもらいやすくなります。
一方で自分の作りたいブランド、
そして相手が思っているブランド。そのギャップを意識することも大切です。
さて、あなたの特産品は一体、何でしょうか。。。?
そして他人から見たあなたの特産品は?
ちなみに次の寄港地はアラスカ。
特産品に舌鼓を打ちたいと思っています。
2008.08.08(Fri)
アカプルコでの素敵な海辺のレストランで、
タコスなどのメキシコ料理をおいしく頂いていました。
実はこのお店でチップを払い忘れてしまったのです。
スペイン語がわからないばかりに
カードで会計をしたときに、
チップを払っていたと勘違いしてしまったのです。
席を立つときに、若い店員が
申し訳なさそうにチップを求めてきました。
しかもそこでとっさに「チップはいくら?」
と聞いてしまったのです。
しかも「6ドル」と言われて、
とっさに本当に6ドルだけを渡してきたのです。
彼が言った6ドルという金額は食事の10パーセント。
ふつうメキシコでチップは
食事代金の10パーセントから20パーセントですから、
6ドルは本当に最低限の金額なのです。
日本でチップの習慣はありませんが、
メキシコではチップは、気持ちを伝える大切なマナーの一つです。
自分でチップを請求させるとは
なんてデリカシーのない自分なのだろう。。。
そして6ドルと言われて
なぜせめて10ドルを渡せなかったのか。。。
帰り道、どうしようもなく切なくなりました。
そして気付いたことがあります。
もしかしたら最近、自分は様々なことを
棚に上げていたのではないか?
船内生活も3ヶ月になり、知らぬ間に気付かずにストレスもたまっていました。
たとえば積極性を感じない若者に。
たとえばデリカシーを感じない年配の方に。
苛立ちを感じることがいつの間にか増えていました。
しかし誰よりも積極性がないのは自分であり、
デリカシーもなかったのも自分ではなかったのか。
積極性を感じない人には自分から
コミュニケーションをとればいいのではないか。
対話もなくデリカシーという言葉で
他者を棚上げしていたのではないか。
東京とあまりにも違う環境のこの船で、
私はいつの間にか傲慢になっていたのかも知れません。
チップの払い忘れが教えてくれた「気づき」。
それは私にとってとても大きなものでした。
2008.08.08(Fri)
メキシコのアカプルコは大好きな場所の一つです。

暖かな気候、素敵なビーチ、ラテン気質の気さくさ。。。
今回も観光ではせずに、ビーチやカフェでのんびり
将来のことを考えようと思ってやってきました。
ヨルダンの死海もそうでしたが、
海水浴には「デトックス効果」があるのではないでしょうか。
野菜に塩をふると水が出てきますよね?
同じように、私たちも海水につかることによって、
体の水が外部へ出ていく気がします。

体の中から迷いなどの不純物が出ていくイメージです。
この「イメージ海水浴」は私の趣味の一つになっています。
今回はさっそく効果が出ました
詳しくは次の記事で書きたいと思います。
2008.08.05(Tue)
グアテマラでパカヤ火山に登ってきました。

このパカヤ火山は、今回のクルーズで
楽しみにしていた場所の一つ。
なぜなら肉眼で「生溶岩」「生マグマ」と出会えるからです(^^)

この荒涼とした岩はかつての溶岩が固まったものです。
普段はブラウン管や写真越しでしか見たことのない、
マグマの温度を全身で感じることが出来ました。

標高による寒さをと(標高2000メートル!)
地熱による熱さを同時に感じることが出来ました。
マグマとは言ってみれば地球の「内部」の噴出です。
それはまるで地球の精子のようでした。
原始生命は海底火山のあたりに生まれたという説があります。
ということは、火山はいわば私たちのルーツです。
そして我々も36度の熱を持って生きています。
当たり前ですが、地球にも我々にもコンセントやバッテリーはありません。
この奇跡的な不思議さを火山の熱を前にして
感じざるを得ませんでした。
そして人にあるマグマをより引き出していきたいと思いました。


ちなみに、溶岩を使って焼きリンゴや焼きマシュマロをしました。
おいしかったです(^_^))
2008.08.02(Sat)
くわはらです。
私たちの乗った客船がパナマ運河を通過しました。


向かいのタンカーが運河を通っていく様子です。
航路が狭いので日本製の電気機関車が船を牽引していきます。
私にとって、二度目のパナマ運河なのですが
あらためて人間の能力というものに敬意がわき上がってきました。
太平洋と大西洋(カリブ海)を結ぶという発想力。
固い岩盤を削り80kmもの運河をつくる実行力。

太平洋と大西洋では水面の高さが違うため、
いくつもの水門を設け、階段のように船の水位を少しずつ上げていくのです。

水の高さが変わっている様子がわかるでしょうか?
恐るべき発想力と実行力の合わせ技による産物です。
ところで、この発想力と実行力というのは、
パナマ運河のような大事業だけではなく、
身近な案件にも当てはまるのではないでしょうか。
いつの時代にも、次の3パターンの人がいる気がします。
そもそも問題に気付かない人、
問題意識はあるけれど、「ただ、いいなと思う人」、
そしてアクションを起こし遂行する人。
自分がどのパターンに当てはまるのか、
どのような案件なら発想が浮かぶのか、
どのような案件あら実行までしようと思うのか、
一度考えてみると面白いかも知れません。