
学生のころから合わせると約4年間研修した後、2007年に整骨院を独立開業。順風満帆!
といきたいところでしたが、当院の診療業務の3~4割を占めている痩身(ダイエット)
部門があまり伸びず悩んでいました。
「とにかく数をこなすしかない」と闇雲に気持ちがはやる半面、「この地域には合わないんだよ」
と環境のせいにして自分を正当化するところもありました。
そんな時、ソーシャル・アライアンスの研修システムに出会いました。
正直、"やる気と目標設定さえあれば成功する"と信じていただけに、
その内容はあまりにも今まで自分が抱いていた価値観と違っていたため受け入れがたい
ものでしたが、今までの延長線上に発展はないと思い、その研修を当院の運営に
取り入れることにしました。
今思えば、勤めていたときは治療という技術に専念すればよかったのですが、
開業したら数多くある医療機関の中で、1つの治療院として選ばれなくては
ならないんですね。
患者さんからしてみたら、どこも同じで違いがわからず、どこを選んだらいいのか
わからず迷っているわけですから、選ぶ理由をこちらが示さなくては
ならないんですよね。
現代の飽和状態の迷えるマーケットでは、昔のやり方が通用しなくなって当然だ
ということを痛感し、古い価値観をあっさり手放すことができました。

選らばれる理由とは・・・技術がいいのは当たり前、「そして何」の部分になります。
その"そして何"の部分は「人」であり、患者さんとのコミュニケーション能力が鍵になります。
その人の部分は原価ゼロで、効果は無限大なんです。
今までは、患者さんに対してこちらからの一方的な説明が多かったのですが、"心を開く"というコミュニケーションスキルにより、
心が開いた状態でこちらのメッセージを伝えられるようになりました。
特に新規で整骨の治療に来院される方には効果てき面!
不安を持っている患者さんとの会話がスムーズになりました。
ある意味最初のカウンセリングの時点で、既に施術しなくても精神的なものにより治療効果は出ている感じです。
ですから、患者さんは良い精神状態で治療を受けるため、治療の効果も出やすくなっているようです。
不安を抱えたままと、治るんだという思いでは治療効果の違いを実感しています。
「あそこは治る」という評判は大切です。口コミは最強の営業マンですから。
整骨の治療は、患者さんからの紹介による新規来院が多いです。今までは紹介による新規の来院者数が月30人弱でした。
そこが天井で一向に増えませんでしたが、今では月100人を越えています。

痩身(ダイエット)部門では、「映像とストーリーにのせ成果を分かち合う」というコミュニ
ケーションスキルを使って効果を出しています。
たとえば痩せたいという患者さんに対しては、「買い物に行って久しぶりに会った友達に
『痩せたんじゃない?』って言われたらどうですか?」なんて臨機応変なトークがスタッフ
から自主的にバンバン飛び出しています。
今までは説明だったのですが、今では映像で描かせ、そしてそのイメージを患者さんと共有
できるようになりました。
そう、患者さんにとって治療は、成果のための手段でしかないわけですから、その成果を描かせて、それと現在との差が問題意識の深さとして表れてくるのです。
それにより、痩身(ダイエット)の成約件数が格段に向上し、苦戦していた痩身部門の売上が
順調に伸び、また治療部門の売上も同時に伸びたため、総売上が導入前の3倍になりました。
問題意識が浅いうちは、「いいのはわかるけど、またそのうち…」と決断に至らないのです。
また、痩身(ダイエット)には時間がかかるので何よりも本人の主体性が大切になってきます。
それをカウンセリング時のコミュニケーションで引き出し、成果を分かち合うわけですから徹底的にサポートしていることが治療の成果に
つながっているのだと思います。
逆に同じ治療でも、主体性がなく治療に依存している人は効果がでにくいのです。
そういう人を手放せるようになったことで、さらに「あそこは成果がでる」という評判をつくっているようです。
ソーシャル・アライアンスの研修のすごいところは、その研修内容を私が治療院内で講師としてスタッフに伝えられるところです。
定期的に私が講師となって、治療技術を最大化するコミュニケーションの勉強会を
しています。
ソーシャル・アライアンスのアイディアは、いつもの仕事に即した現場学なので、新人の
スタッフでも「あ~なるほど」と仕事に結びつけることができ腑に落ちるんです。
だから、スタッフも楽しんで学んでくれ仕事に活かしてくれています。
そんな勉強会を重ねることで、外部の講師から一方的に教えられるのではなく、
自分の医院を自分たちの手で作り上げるという企業風土ができてしまうのがすごいです。

(掲載内容は2009年7月現在のものです)